粘性土圧密沈下
ねんせいどあつみつちんか
粘性土圧密沈下とは
建築基礎構造設計基準にも規定されている地盤工学上の重要な現象であり、水分をたっぷりと含んだ軟弱な粘性土層の上に盛土や構造物の荷重がかかることで、土の粒子間の隙間にある水(間隙水)が時間をかけてじわじわと押し出され、土の体積が収縮して地表面が長期間にわたり下がり続ける物理現象のことです。砂質土で起きる即時沈下とは異なり、数年から数十年単位でゆっくりと進行するのが特徴です。設計段階では、土質試験で得られる1軸圧縮強度やe-log p曲線(間隙比と圧力の関係)などのデータを基にして、将来発生する最終的な沈下量と、それがいつ収束するかの時間的な進行度合いを予測計算します。
現場での使われ方・注意点
海沿いの埋立地や河川周辺の軟弱地盤地帯において、大規模な道路盛土や重量のある工場を建設する際、その基礎形式を杭にするか地盤改良にするかを決定するための最大の判断材料となります。よくある失敗は、この沈下の予測計算を甘く見積もったまま直接基礎で施工してしまい、建物の完成後に不同沈下(場所によって沈む量が違う現象)が発生して、外壁のひび割れや建具の開閉不良といった甚大な瑕疵を引き起こすことです。そのため、設計上の予測沈下量と圧密が90%完了するまでの時間をグラフ化した経時変化曲線を読み解き、施工中にプレローディング工法などで事前に沈下を終わらせる段取りを組むのが勘所です。
別の呼び方
ねんせいどあつみつちんか圧密沈下長期圧密沈下
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設計・図面の中での位置づけ
粘性土圧密沈下は「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23