地盤の圧密速度
じばんのあつみつそくど
音声:VOICEVOX:雀松朱司
地盤の圧密速度とは
建築基礎構造設計基準に定められた、粘性土の軟弱地盤の上に盛土などの荷重を加えた際、土の粒子間に含まれる間隙水がゆっくりと押し出されて沈下(体積収縮)が進行する時間的な速度。軟弱地盤上での造成工事や構造物基礎の設計において、沈下がいつ収束するかを予測し、適切な工期や対策工法を決定するために用いる。事前の土質試験(圧密試験)や地盤改良の設計工程で評価される。理論上は、試験で得られた圧密係数(Cv値)および地盤内の排水距離から算出され、時間の経過に伴う沈下進行率(圧密度)を規定することが定められている。
現場での使われ方・注意点
土木の現場では単に「圧密の進行」や「沈下スピード」と呼ばれる。粘土質の軟弱地盤の上に土を盛った際、水が抜けてじわじわと地盤が沈下していくスピードのことである。現場ではこの沈下が収束するまで次の構造物工事(杭打ちや基礎工)に進めないため、あらかじめ沈下板などを設置して日々の沈下量を計測し、載荷重(プレロード)の放置期間の解除タイミングを慎重に見極めるのが勘所。砂質土で一瞬で起こる「即時沈下」とは異なり、数ヶ月から数年単位の時間がかかる。見極めを誤って早く次工程に進むと、建物完成後に不同沈下による傾きが発生する。
別の呼び方
じばんのあつみつそくど圧密進行速度圧密時間係数
設計・図面の中での位置づけ
地盤の圧密速度は「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23