矩計詳細図
かなばかりしょうさいず
音声:VOICEVOX:雀松朱司
矩計詳細図とは
建物を代表する外壁部分を垂直に切断したように描いた詳細な断面図であり、基礎から土台、各階の床や梁、天井、そして屋根に至るまでの内部の材料構成や寸法を規定する図面です。外壁の防水処理の納まりや断熱材の配置、各階の正確な高さ関係を施工者に明確に指示し、設計者の意図通りに性能を確保した建物を造らせる目的で作成されます。着工前の施工計画の立案から、基礎工事、躯体工事、内外装の仕上げに至るまで、現場のあらゆる工程で職人への指示出しや寸法の確認を行う際の最も重要な拠り所として使用されます。
現場での使われ方・注意点
現場では「矩計(かなばかり)」と略して呼ばれ、現場監督が常に持ち歩く図面の一つです。サッシ枠の取り付け位置や水切りプレートの納まり、断熱材の厚みや防水層の立ち上がり寸法など、平面図では絶対に分からない垂直方向の詳細なディテールを各職人に着工前に共有し、取り合いの調整を済ませておくことが段取りの勘所です。全体像を示すだけの意匠図と混同してはいけません。この図面に書かれている地面(GL)からの基準高さや防水の重ね幅を無視して自己判断で施工してしまうと、完成後に確実に雨漏りが発生し、壁を剥がしてやり直すという悲惨な手戻りになります。
別の呼び方
かなばかりしょうさいず矩計図かなばかり図矩計詳細図面
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設計・図面の中での位置づけ
矩計詳細図は「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23