建辞郎建設・土木の用語辞典

天井意匠図

てんじょういしょうず

音声:VOICEVOX:雀松朱司

設計・図面

天井意匠図とは

天井面のデザインや意匠表現に特化した詳細図面。照明器具の配置をはじめ、間接照明のための掘り込み寸法、仕上げ材の割り付け(目地)、段差の納まりなど、見上げた際のデザインを正確に施工者へ伝えるために作成される。ホテルロビーやエントランスホール、劇場など、空間の演出効果が重視されるエリアの建築・内装工事で必須となる。一般的な平面図とは異なり、天井面を真下から見上げた状態、あるいは鏡に映した状態で作図される。折り上げ天井やルーバー天井など、複雑な形状の細部を示すため、縮尺1/50〜1/20程度で詳細に描かれる。

現場での使われ方・注意点

現場では「天伏図(てんぶせず)」や単に「天井図」と呼ばれる。複雑な造作天井を組む際の、軽量鉄骨下地(LGS)の組み方や墨出しの基準として職人に指示を出す際に広げて確認する。空調の吹き出し口や火災報知器、スプリンクラー等の設備機器が、天井の目地やデザインの中心線と綺麗に揃っているか(芯合わせ)を設備図面と照合して調整するのが設計・施工の勘所。間接照明の照明器具本体のサイズを考慮せずに下地の寸法を決めてしまい、いざ器具を取り付けようとしたら掘り込みの溝に収まらず、下地から作り直すことになるのがよくある失敗。

別の呼び方

てんじょういしょうず天井意匠図面天井造作図

設計・図面の中での位置づけ

天井意匠図は「設計・図面」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは固有周期(2語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は設計・図面の基礎、この分類の70語は設計・図面の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

あわせて読みたい用語

天井意匠図についてAI相談で調べる →

※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23