杭工
くいこう
音声:VOICEVOX:雀松朱司
杭工とは
構造物の巨大な荷重を、地下深くの強固な支持層まで確実に伝えるため、地面に杭を打ち込んだり、地中に孔を掘って鉄筋コンクリートの杭を形成したりする基礎工事。軟弱な地盤の上に建物を安全に建設するためや、地下掘削時に周囲の地盤崩壊を防ぐ土留め壁を構築するために使用する。主に建築物や橋梁の着工直後、土工事と並行する初期の基礎工程で登場する。既製のコンクリート杭や鋼管杭を打撃や圧入で沈める既製杭工法と、現地でアースドリル等で掘削し鉄筋カゴを沈めてコンクリートを流し込む場所打ち杭工法があり、地盤条件で使い分ける。
出典: 道路土工 法面工・斜面安定工指針
現場での使われ方・注意点
現場では「杭打ち(くいうち)」や「杭工事」と呼ばれる。建物を支える最重要の根幹となるため、掘削土のサンプルや機械のトルク値などを常に監視し、杭の先端が設計通りの強固な支持層(N値の基準を満たす地層)に確実に到達したかを見極める深度管理が最大の勘所となる。直接基礎工事とは異なり、地下深くの見えない部分を施工するため記録写真やデータ管理がシビアになる。支持層への到達確認を怠り、浅い位置で杭を止めてしまうと、建物完成後に重みで杭が沈み込み、建物全体が傾くという取り返しのつかない不同沈下事故に直結する。
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基礎工事の中での位置づけ
杭工は「基礎工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは場所打ち杭(4語の説明に登場)です。この分類の28語は基礎工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-27