耐腐食性塗料
たいふしょくせいとりょう
音声:VOICEVOX:雀松朱司
耐腐食性塗料とは
金属材料の腐食を防止する目的で特別に配合・設計された塗料の総称。鋼構造物などを対象とし、環境中の酸素や水分、飛来する塩分による酸化や電食を長期間にわたって抑制し、インフラの寿命を延ばすために使う。主に橋梁やダムなどの大型インフラ施設や水処理施設、塩害を受けやすい沿岸部の鉄部塗装工程で用いられる。機能を持たせるため、一般的にサビの進行を止める下塗りの防錆塗料と、紫外線や雨水から保護する上塗り塗料などの複数層で構成され、エポキシ樹脂系やウレタン樹脂系、フッ素樹脂系など環境に応じた多様な種類が存在する。
出典: 社会資本メンテナンス戦略小委員会報告(国土交通省)
現場での使われ方・注意点
現場の塗装工や監督は「防食塗料」や単に「防錆」と呼んで扱う。塗装前のケレン作業(鋼材の除錆や目荒らし)の徹底と、塗布時の環境条件(適切な温湿度)の管理が品質を大きく左右するため、仕様書通りの塗膜厚を確保しながら塗り重ねるのが勘所。一般的な建築用の上塗り塗料(美観重視)とは異なり、過酷な環境下での金属保護という明確な機能性が求められる点が違う。典型的な失敗は、下地処理を手抜きして見えないサビを残したまま上塗りをしてしまい、数年後に塗膜の内部から腐食が進行して塗料が広範囲に剥がれ落ちてしまうこと。
別の呼び方
防錆塗料耐食塗料防食塗料錆止め塗料
インフラ維持管理・点検の中での位置づけ
耐腐食性塗料は「インフラ維持管理・点検」の用語です。この分類の9語はインフラ維持管理・点検の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-18