建辞郎建設・土木の用語辞典

クラックシーラー

くらっくしーらー

音声:VOICEVOX:雀松朱司

インフラ維持管理・点検

クラックシーラーとは

コンクリート舗装やコンクリート構造物に発生した亀裂に対して、水の浸入や劣化の進行を防ぐため、専用の補修材を注入・充填する施工方法である。英語のcrack sealerに由来する。雨水が内部の鉄筋まで到達して錆びさせたり、冬期に凍結膨張して亀裂を広げたりするのを防ぐ予防保全工法として用いられる。主に道路の橋梁床版や擁壁、トンネル覆工などのインフラ維持管理の現場で行われる。重力で自然に浸透させる方法のほか、専用の注入器具を使ってゴム入りアスファルトなどの弾性シール材を圧入する方法がある。

出典: 社会資本メンテナンス戦略小委員会報告(国土交通省)

現場での使われ方・注意点

舗装管理者や補修業者が、ひび割れが軽微なうちに進行を抑止する目的で実施する。段取りとして、施工箇所をワイヤーブラシやエアブローで入念に清掃・乾燥させておくことが、シーリング材の付着を良くする最大の勘所となる。浅い亀裂から深い亀裂まで対応する補修材の粘度が異なるため、事前の亀裂幅と深度の測定を省いてはならない。よくある失敗は、雨上がりや夜露で亀裂内部が湿っている状態のまま充填してしまうことであり、水分が邪魔をして補修材が密着せず、わずか数ヶ月でシール材が剥がれ落ちて再施工を余儀なくされる。

別の呼び方

クラック補修ひび割れシーリング亀裂充填クラック注入

インフラ維持管理・点検の中での位置づけ

クラックシーラーは「インフラ維持管理・点検」の用語です。この分類の9語はインフラ維持管理・点検の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-18