建辞郎建設・土木の用語辞典

根固め工

ねがためこう

音声:VOICEVOX:雀松朱司

基礎工事

根固め工とは

護岸の基礎より手前側の河床や水底に、割石やコンクリートブロックを敷設し、水流による河底の削り取りを防ぐ工法である。護岸構造物の根元を固めて支持力を維持することに由来する。河川の増水時に水の勢いで基礎周辺の土砂が流失し、護岸全体が倒壊するのを未然に防ぐ目的で施工される。主に河川の湾曲部や橋脚の周辺など、流れが速く洗掘されやすい水際で実施される。沈床と呼ばれる粗朶や鉄線で編んだカゴに石を詰めて沈める伝統的な手法から、数トン規模の異形コンクリートブロックを重機で据え付ける手法まで多岐にわたる。

出典: 河川砂防技術基準 設計編(国土交通省)

現場での使われ方・注意点

土木工や現場監督は単に「根固め」と呼ぶ。大型の根固めブロックを水中に据え付ける作業では、濁って水底が見えないことが多いため、潜水士や陸上の誘導員とトランシーバーで緊密に合図を交わすことが安全の要となる。ブロックを据え付ける際は、上流側から下流側へ向かって順番に並べ、水流の抵抗を最小限に抑えるよう隙間なく噛み合わせる。手戻りにつながる失敗として、水底の不陸(デコボコ)を平らに均す前にブロックを投下してしまい、噛み合わせが不十分なまま大雨を迎えてブロックが下流へ流されてしまうケースがある。

別の呼び方

根止め工床止めscour protection洗掘対策工スクール防止工Scour prevention根固め根固め工洗掘防止吸い出し防止工洗掘防止工ねがためこう

基礎工事の中での位置づけ

根固め工は「基礎工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは場所打ち杭(4語の説明に登場)です。この分類の28語は基礎工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-09