建辞郎建設・土木の用語辞典

孔内水位

こうないすいい

音声:VOICEVOX:雀松朱司

基礎工事

孔内水位とは

地盤改良やボーリング調査、場所打ち杭などの施工において、地中に掘削した円筒形の孔の中に浸入、あるいは意図的に満たされた水や安定液の水面高さのことであり、掘削した孔の中の水位という状態に由来している。基礎工事における掘削工程全般で登場し、孔壁にかかる周囲からの土圧や地下水圧に対抗して孔の形状を保持するために不可欠な指標となる。自然に湧き出す地下水の水位のほか、孔壁崩壊を防ぐために人工的に注入されたベントナイト泥水などの水面高さを指すこともあり、現場の地質や掘削深度に応じて、常に周辺の地下水位よりも高く保たれているかどうかが厳密に管理される。

出典: 土木工事標準仕様書(第2編 基礎工事)

現場での使われ方・注意点

重機オペレーターや現場監督の間では孔内水位と呼ばれ、掘削の進行に合わせて検尺テープや目視によって定期的に測定され、泥水を補充するタイミングの指標として使われる。段取りの勘所として、掘削完了後から鉄筋カゴの建込み、そしてコンクリート打設が完了するまでの間、一貫して水位を監視し続け、地下水脈の急な変化や泥水逸水による急激な低下を見逃さない体制を維持する必要がある。周囲の自然な地下水位と混同されやすいが、孔内水位は人工的に高く保つべき管理値であり、水位低下を放置すると水圧バランスが崩れて孔壁が崩落し、鉄筋カゴが入らなくなったり杭の形状がいびつになる致命的な失敗につながる。

別の呼び方

掘削面水位孔内水Groundwater Level

基礎工事の中での位置づけ

孔内水位は「基礎工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは場所打ち杭(4語の説明に登場)です。この分類の28語は基礎工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-09