建辞郎建設・土木の用語辞典

パッカー工

ぱっかーこう

音声:VOICEVOX:雀松朱司

基礎工事

パッカー工とは

注入管の外周に取り付けた膨張性のゴムバルーン(パッカー)に水やエアーを送り込み、削孔した孔の壁面と管の間を完全に密閉する遮断工法です。英語の「パックする(packer)」に由来します。地盤改良の薬液注入やアースアンカーのグラウト充填において、注入したい深度以外の地層や地上に薬液が吹き上がって逃げる(逆流)のを防ぎ、狙った箇所へ確実に圧力をかけるために行われます。主にボーリングマシンで穴を空けた直後の注入工程で使用されます。単に管を差し込むだけの工法と異なり、高圧の注入材を地中の一点に集中させることができるのが特徴です。

現場での使われ方・注意点

現場の職人や監督からは単に「パッカー」や「パッカー設置」と呼ばれます。段取りの勘所は、ボーリング孔の崩れ具合を事前に確認し、ゴムバルーンが確実に密着する硬い地層のラインを狙ってパッカーの位置を設定することです。低圧での流し込みとは違い、高い圧力をかけてグラウトを押し込むため密閉性が命になります。よくある失敗は、パッカーを膨らませる水やエアーの圧力が甘いまま薬液の注入を開始してしまうことです。隙間から高圧のグラウトが一気に逆流して噴き上がる「地表噴発(ブローアウト)」を引き起こし、現場が泥まみれになる大惨事を招きます。

別の呼び方

ぱっかーこうパッカー工法

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基礎工事の中での位置づけ

パッカー工は「基礎工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは場所打ち杭(4語の説明に登場)です。この分類の28語は基礎工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-22