建辞郎建設・土木の用語辞典

コラムジェット工法

こらむじぇっとこうほう

音声:VOICEVOX:雀松朱司

基礎工事

コラムジェット工法とは

地盤改良における高圧噴射撹拌工法の一種で、超高圧のセメント系スラリーを圧縮空気(エアー)のカーテンで包み込みながら地中で回転噴射する技術です。原地盤の土を強力なジェット水流で切削・排出(スラリー置換)し、空いた空間にセメントを充填・撹拌することで、地中に直径2メートル以上の巨大な円柱状の改良体(コラム)を造成します。語源は英語の「円柱(column)」と「ジェット(jet)噴射」を組み合わせたものです。主に軟弱地盤における大規模な基礎補強や、シールドトンネルの発進・到達部の土留め止水壁を構築する土木工事で採用されます。重機で物理的に土をかき混ぜる機械撹拌工法とは異なり、液体の圧力だけで地中に巨大な柱を造り出すのが最大の特徴です。

現場での使われ方・注意点

現場監督や専門業者の間では単に「コラムジェット」や「高圧噴射」と呼ばれ、大規模な開削工事の事前対策として重宝されます。地上に大量に排出される排泥(建設汚泥)を適切に処理・搬出するプラント設備を組み合わせて運用するため、敷地内の巨大な重機ヤードの配置と搬出ダンプの動線確保という大掛かりな段取りが求められます。鋼管やコンクリートの杭を打つ工法と違い、地中の障害物や既存構造物の隙間を縫うようにして改良体を造成できるのが強みです。注意すべきは、地中の見えない部分で施工するため、ノズル摩耗による噴射圧力の低下に気付きにくいこと。圧力が落ちたまま施工を続けると、設計通りの太さの柱ができず、周囲の土砂崩壊や異常出水を招く重大な事故につながります。

別の呼び方

こらむじぇっとこうほうコラムジェットコラムジェット工

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基礎工事の中での位置づけ

コラムジェット工法は「基礎工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは場所打ち杭(4語の説明に登場)です。この分類の28語は基礎工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-22