深礎工法
しんそこうほう
深礎工法とは
深礎工法は、建物や橋梁の重量を地中深くの強固な支持層に伝達する場所打ち杭工法の一種です。掘削を人力または小型機械で行い、鋼製波板とリング枠(主にライナープレート)で孔壁の崩壊を防ぐ土留めをしながら掘り進め、孔内で鉄筋を組んでコンクリートを打設し杭を形成します。大型重機が進入できない急傾斜地や狭隘な敷地、あるいは地中に大きな転石や既存障害物があり機械掘削が困難な現場において、確実な基礎を築くために用いられます。土留め材としてライナープレートを使う一般的な方法のほか、湧水が多い地盤では吹付コンクリートを併用するなどの種類があります。
出典: 河川砂防技術基準 設計編(国土交通省)
現場での使われ方・注意点
現場では「しんそ」や「深礎杭」と呼ばれ、山の斜面での鉄塔基礎や橋台基礎などでよく採用されます。地中深くまで手作業で掘削・土留め・鉄筋組み立てを行うため、孔内への作業員の墜落や、土砂の崩壊、さらには酸欠や硫化水素ガス中毒の危険性が極めて高い作業となります。そのため、日々の作業前の酸素濃度・有毒ガス測定と強制送風換気を徹底することが絶対の勘所です。よくある失敗は、ライナープレートの裏込め注入を怠ることです。土留め背面の隙間を放置すると周辺地盤が緩んで地表面の陥没を招き、最悪の場合は孔内に土砂が押し寄せて大事故につながります。
別の呼び方
深杭工基礎杭工Deep foundation深礎杭工ライナープレート工法深礎基礎工深礎工
この工種の歩掛
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基礎工事の中での位置づけ
深礎工法は「基礎工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは場所打ち杭(4語の説明に登場)です。この分類の28語は基礎工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10