建辞郎建設・土木の用語辞典

橋梁定期点検台帳

きょうりょうていきてんけんだいちょう

音声:VOICEVOX:雀松朱司

インフラ維持管理・点検

橋梁定期点検台帳とは

橋梁定期点検台帳とは、道路法第28条の2に基づいて全国の自治体や道路管理者が作成・保存を義務付けられている、橋の健康状態を記録したカルテのような法定帳簿です。すべての公道上にある橋梁を対象とし、5年に1回の頻度で実施される近接目視(手が届く距離まで近づいて見る点検)の結果がまとめられています。車が走る床版や桁(上部工)、橋脚(下部工)、つなぎ目である支承部など、部位ごとにひび割れやコンクリートの剥離、鉄筋のサビといった劣化状況が写真付きで詳細に記載され、部位ごとの健全性区分(I:健全〜IV:緊急措置)の診断結果が明記されている重要な基礎資料です。

現場での使われ方・注意点

国や市町村の役所担当者が、無数にある橋の中から「来年度はどの橋から優先して直すべきか」という補修計画や予算配分を決めるための根拠として活用します。点検を請け負うコンサルタントや点検技術者にとっての勘所は、現場で見た劣化具合を規定の判定区分(I:健全〜IV:緊急措置)にブレなく正確に落とし込むことです。よくある失敗は、写真の撮り忘れや、前回(5年前)の点検データとの整合性を確認せずに、同じひび割れなのに前回より軽い判定をつけてしまうことです。これをやると台帳の信用が失われ、本当に崩落の危険が迫っている橋の補修工事が後回しになる重大なリスクを生みます。

別の呼び方

きょうりょうていきてんけんだいちょう橋梁台帳点検記録簿

インフラ維持管理・点検の中での位置づけ

橋梁定期点検台帳は「インフラ維持管理・点検」の用語です。この分類の9語はインフラ維持管理・点検の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23