わだち掘れ深さ
わだちぼれふかさ
わだち掘れ深さとは
アスファルト舗装の路面において、大型車両などのタイヤが繰り返し通過する軌跡に沿って発生した、縦方向の帯状の窪みの深さをミリ単位で測定した値のこと。舗装の劣化状態や平坦性を定量的に評価し、補修工事(オーバーレイや打ち換え)が必要かどうか、あるいはその優先順位を判定する目的で測定される。主に道路の維持管理における定期的な路面性状調査や、舗装工事が完了した後の品質検査の工程で用いられる。ひび割れ率や平坦性(IRI)といった他の路面評価指標とは異なり、車両の重量によるアスファルトの流動変形や路盤の沈下を直接的に示す数値であり、雨天時に水たまりができやすくスリップ事故の直接的な原因となるため、安全管理上特に重視される指標である。
現場での使われ方・注意点
現場では単に「わだち」や「わだち量」と呼ばれ、道路パトロールの担当者や舗装工が、専用の路面性状測定車を走らせたり、手作業で横断方向に直定規を当てて測定したりする際に用いる。段取りの勘所は、タイヤが通る部分の最も深い底と、両脇のアスファルトが押し出されて盛り上がった部分(はらみ出し)の頂点との高低差を正確に測り、季節による温度変化(夏場の流動変形など)の傾向を記録に残すことである。単なる水たまりの深さと混同されやすいが、わだち掘れは舗装自体の塑性変形を指す。よくある失敗は、見た目の窪みだけを気にして、両側の盛り上がりによる二輪車の転倒リスクを見落とすことであり、測定値が規定を超えたら速やかに切削などの補修を手配する必要がある。
別の呼び方
わだちぼれふかさわだち深さ轍深さ
インフラ維持管理・点検の中での位置づけ
わだち掘れ深さは「インフラ維持管理・点検」の用語です。この分類の9語はインフラ維持管理・点検の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23