建辞郎建設・土木の用語辞典

すべり抵抗測定車

すべりていこうそくていしゃ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

インフラ維持管理・点検

すべり抵抗測定車とは

時速約60〜80kmで道路を走りながら、テスト用のタイヤにかかる路面の摩擦抵抗を連続的に自動測定し、滑りやすさをデータ化する特殊な専用車両。雨天時のスリップ事故を防ぐため、舗装の摩耗具合や安全性を客観的な数値として把握する目的で使用される。交通量が多く摩耗が進みやすい幹線道路や、急カーブが続く山間部の国道などで、交通規制をかけずに走りながら点検する際に活躍する。車体に備えたタンクから路面に一定量の水を撒きながら測定タイヤを斜めに接地させて引きずり、その時に生じる横方向の力から動的すべり抵抗値(SFC値)を割り出す。

現場での使われ方・注意点

雨天時のスリップ事故が多発している危険箇所や、幹線道路の定期的な維持修繕データを取得する調査業務で走らせる。走行速度が測定値に直結するため、規定の速度を一定に保って走行する高度な運転技術が求められる。また、路面を濡らすための散水量が途中で減らないようタンクの水量管理と、測定データと地図上の位置を正確に合わせるためのGPS座標の同期確認が測定準備の要となる。散水ノズルの詰まりに気づかず乾いた路面で測定してしまい、実際よりも摩擦抵抗が高い(滑りにくい)という誤った安全データを記録してしまうのが典型的な失敗。

別の呼び方

すべりていこうそくていしゃすべり測定車スリップ測定車すべり抵抗計測車すべり抵抗測量車

インフラ維持管理・点検の中での位置づけ

すべり抵抗測定車は「インフラ維持管理・点検」の用語です。この分類の9語はインフラ維持管理・点検の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23