建辞郎建設・土木の用語辞典

シーケンス管理

しーけんすかんり

音声:VOICEVOX:雀松朱司

工程管理・施工計画

シーケンス管理とは

施工における作業の実施順序と相互の依存関係を管理し、後続工程の開始可能時期を明確にする工程管理手法。ネットワーク図やバーチャートを作成し、全体工期の短縮や作業員・資機材といった資源配分の最適化を図るために用いる。主に着工前の全体工程表作成や、月間・週間工程の編成など、現場全体の動きを決定づける段階で行われる。単なる日程表の作成とは異なり、クリティカルパス法などを用いて作業間の先行・後続関係を論理的に分析し、ある工程の遅延が全体工期や他工種にどう影響するかを予測・調整するための重要な仕組みである。

出典: 施工計画・施工管理テキスト(建設業振興基金)

現場での使われ方・注意点

現場では「段取り」や「工程調整」と呼ばれる。現場代理人や職長が、各作業の開始・終了条件、先行・後続関係を整理する際に用いる。足場組立やコンクリート打設など、順序を入れ替えられない作業を見極め、関連業者を適切なタイミングで入場させるのが勘所。よくある間違いは、作業ごとのバッファを把握せず、ただ日付だけを並べた表を作ってしまうこと。天候や材料搬入の遅れが生じた際、それが他工程にどう波及するかを即座に判断できず、手待ちの発生や突貫工事による手戻り、最悪の場合は工期遅延という致命的な失敗につながる。

別の呼び方

シーケンス計画施工順序管理作業順序管理工程シーケンス

工程管理・施工計画の中での位置づけ

シーケンス管理は「工程管理・施工計画」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはクリティカルパス(4語の説明に登場)です。この分類の17語は工程管理・施工計画の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-18