建辞郎建設・土木の用語辞典

ネットワーク工程表

ねっとわーくこうていひょう

音声:VOICEVOX:雀松朱司

工程管理・施工計画

ネットワーク工程表とは

建設現場における高度な工程管理手法の一つで、個々の具体的な作業(工種)を「矢印(アクティビティ)」で、作業の開始や完了となる節目を「丸印(イベント)」で表し、それらを網の目(ネットワーク)状に結んで全体の流れを図式化した「工程表」。単に横棒を引くバーチャート工程表とは異なり、「基礎が終わらなければ鉄骨が建てられない」といった作業間の厳密な前後関係や依存関係が論理的に視覚化されるのが特徴。この図を解析することで、全体の工期を決定づける最長経路(クリティカルパス)を導き出し、天候不順などで遅れが生じた際にどの作業を急がせれば全体の工期を取り戻せるかを科学的に判断することができる。

出典: 施工計画・施工管理テキスト(建設業振興基金)

現場での使われ方・注意点

現場の所長や主任技術者が、中高層ビル建築やダム工事といった、数多くの専門業者が入り乱れる複雑で大規模なプロジェクトの工程を管理・計画する際に作成する。最初の段取りとして、図面から全ての作業項目を洗い出し、それらをどのような順序で組み立てるかというロジックを正確に構築する勘所が求められる。作業が伴わない単なる順序関係を示す点線の矢印(ダミー矢線)の引き方を間違えると、後続の工程が全く動けなくなる論理的な矛盾が生じてしまう。小規模な住宅現場では作成に手間がかかりすぎるため敬遠されがちだが、工期短縮のシミュレーションを行うには必須のツールであり、現在は専用の工程管理ソフトで自動描画される。

別の呼び方

PERT図CPM図アロー図矢線工程表ネットワーク式工程表

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工程管理・施工計画の中での位置づけ

ネットワーク工程表は「工程管理・施工計画」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはクリティカルパス(4語の説明に登場)です。この分類の17語は工程管理・施工計画の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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この項目の最終更新: 2026-06-10