ドライイン工法
どらいいんこうほう
音声:VOICEVOX:雀松朱司
ドライイン工法とは
鉄筋コンクリート造の建物における電気や通信の設備工事において、床コンクリートの打設前に電線管をコンクリート内部に埋め込まず、躯体が完成した後に二重天井内や二重床の空間に配管・配線を行う工法です。水気のない乾燥した状態で後から部材を引き込んで施工することに由来します。打設時の圧力による配管潰れのリスクをなくし、将来のテナント変更に伴う配線の増設や更新を容易にする目的で採用されます。主にオフィスビルや大型商業施設の仕上げ・設備工事の工程で用いられ、コンクリートに埋め込む打ち込み配管工法とは明確に区別されます。
出典: 内線規程・電気設備技術基準(経済産業省)
現場での使われ方・注意点
電気工事士や現場監督の間では「ドライイン」や「後配管」と呼ばれ、建物の躯体工事が完了した後の広々とした空間で作業を進めます。段取りの勘所は他工種との取り合いであり、空調のダクトや給排水管、天井の下地となる軽天工事が始まる前に、干渉を避けてスムーズに配管ルートを確保する必要があります。躯体の中に管を隠すスラブ配管とは異なり、コンクリート打設前の鉄筋上での過酷な作業が不要になる利点があります。よくある失敗は、天井内の配管ルートの検討が甘く、後から施工される太い空調ダクトと衝突して配管をやり直す手戻りが発生することです。
別の呼び方
ドライ施工並行施工後配管工法ドライイン
電気工事の中での位置づけ
ドライイン工法は「電気工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは電気設備(5語の説明に登場)です。この分類の17語は電気工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10