パイプシャフト
ぱいぷしゃふと
音声:VOICEVOX:雀松朱司
パイプシャフトとは
マンションやオフィスビルなどの建築物において、給排水管やガス管、通信・電気の幹線ケーブルなどを一箇所に集約し、上下階へ縦方向に通すために設けられた専用の空間(縦坑)。居住空間を圧迫せずに設備配管を効率よく配置し、将来のメンテナンスや修繕を容易にするために確保される。複数階建てのあらゆる建築物で、廊下やトイレの裏など共用部の目立たない位置に配置される。設計図面では「PS(パイプスペース)」と表記され、各階に点検用の扉が設けられる。上下階の火災の燃え広がりを防ぐため、配管と床の隙間を埋める防火区画の貫通処理が厳格に義務付けられている。
出典: 内線規程・電気設備技術基準(経済産業省)
現場での使われ方・注意点
現場では図面表記の通り「ピーエス」や「パイプスペース」と呼ばれる。設備業者が各階の配管を縦につなぎ合わせる拠点となる。建物の全階を縦に貫く吹き抜け構造になるため、躯体工事の段階では巨大な落とし穴と同じ状態になる。施工中は開口部に頑丈な手すりや落下防止ネットを張り、作業時はフルハーネス型墜落制止用器具を確実に使用して墜落災害を防ぐのが安全管理の勘所。配管を通した後の床の隙間(スリーブの隙間)に耐火パテやモルタルを詰めるのを忘れ、消防検査で防火区画違反を指摘されて後からやり直すのが、よくある設備と建築の取り合いの失敗。
別の呼び方
シャフト竪穴配線スペースパイプスペースPS配管縦坑
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電気工事の中での位置づけ
パイプシャフトは「電気工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは電気設備(5語の説明に登場)です。この分類の17語は電気工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10