建辞郎建設・土木の用語辞典

スケルトン配線

すけるとんはいせん

音声:VOICEVOX:雀松朱司

電気工事

スケルトン配線とは

建物の柱や梁、天井といったコンクリート構造体(骨組み=スケルトン)をむき出しにした状態のまま、通常は壁の裏側や天井裏に隠してしまう電気の金属配管やケーブルを、あえて室内に露出させて配置するデザイン性の高い電気工事の手法です。無骨で工業的な雰囲気を演出できるため、カフェなどの飲食店やアパレル店舗、現代的なデザインオフィスなどで好んで採用されます。天井板という隠れ蓑がないため、金属管の曲げ角度の均一さや、ジョイントボックスの等間隔な配置など、配線の取り回しそのものが空間の美観に直結するシビアな工法です。

出典: 内線規程・電気設備技術基準(経済産業省)

現場での使われ方・注意点

現場の電気工事士の間では露出配線、あるいは見せ配線と呼ばれ、職人の腕の良し悪しが最も露骨に表れる作業として認識されます。コンクリートの躯体にアンカーを打ち込み、サドルと呼ばれる留め具で金属管を直接固定していくのが基本の段取りですが、天井材を張る通常の隠蔽配線とは異なり、少しでも管が斜めになっていたり固定間隔が不揃いだったりすると即座にクレームや手戻りの対象となります。そのため、施工前の壁面への綿密な墨出し作業とレーザーレベルによる水平・垂直の確認を怠ってはならず、複数の配管が平行に走る部分の美しい曲げ加工に神経を使います。

別の呼び方

後配線壁埋め配線露出配線スケルトン天井配線見せ配管

関連動画

電気工事の中での位置づけ

スケルトン配線は「電気工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは電気設備(5語の説明に登場)です。この分類の17語は電気工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

あわせて読みたい用語

スケルトン配線についてAI相談で調べる →

※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10