断路器
だんろき
断路器とは
断路器とは、高圧の電気回路において、保守点検時に無負荷状態で電路を物理的に「断ち(切り離し)」、作業員の安全を確保するための開閉装置(ディスコネクタ)です。目視で電路が開いていることを確認し、感電事故を確実に防ぐ目的で設置されます。受変電設備の構築時や、ビルや工場の高圧受電盤(キュービクル)を設置する電気工事の工程で組み込まれます。遮断器と異なりアーク(火花)を消す消弧装置を持たない構造になっており、屋内用のフック棒操作型や屋外用の遠隔操作型など、設置場所や電圧に応じた種類があります。電流が流れている負荷状態で開けると大電流アークにより短絡爆発事故が起きるため操作順序は厳格です。
出典: 内線規程・電気設備技術基準(経済産業省)
現場での使われ方・注意点
電気工事士や保安担当は「DS(ディーエス)」「ディスコネ」「ジスコン」と呼びます。操作の際は、必ず「遮断器(CB)」が先にOFFになっていることを確認するインターロック手順を遵守し、絶縁手袋とヘルメットを着用して操作します。段取りの勘所は、刃受部の接触状態を目視で入念に確認することです。間違えやすい点として、負荷電流を遮断できる負荷開閉器(LBS)と混同されることがありますが、断路器には負荷電流を遮断する能力はありません。誤って負荷状態で断路器を開放(アーク地絡)させると、激しい爆発を伴う閃絡事故を引き起こし、作業員の大火傷や設備全体の全焼といった致命的な失敗につながります。
別の呼び方
ディスコネクタ隔離スイッチdisconnectorDSジスコンジスコネ
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電気工事の中での位置づけ
断路器は「電気工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは電気設備(5語の説明に登場)です。この分類の17語は電気工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10