空隙率測定
くうげきりつそくてい
音声:VOICEVOX:雀松朱司
空隙率測定とは
アスファルト混合物やコンクリート、または路盤用の砕石などの建設材料において、その材料の全体積に対して「空隙(隙間や空気)」が占める体積の割合(%)を測定する品質試験です。主に道路舗装の施工前(配合設計時)や施工後(完成検査時)に、設計通りの密度や性能が得られているかを検証する目的で行われます。特に、雨水を路面下に浸透させる排水性舗装(ポーラスアスファルト)においては、水を通すための連続した隙間が必須となるため、透水性を確保するための管理基準値(通常15%〜25%)を満たしているかを確認する上で極めて重要な指標となります。
現場での使われ方・注意点
主に舗装工の監督や材料試験員が、舗装工事の品質管理として現場でのコア抜き(円柱状のサンプル採取)後の密度測定時に行います。測定前にコアの表面についた水分を正しく拭き取って正確な質量を量ることが段取りの勘所です。よくある失敗は、転圧不足により空隙率が大きくなりすぎて強度が低下し、タイヤの摩擦で路面の骨材がポロポロと剥離(飛散)してしまうことです。逆に、過剰な転圧で空隙率が小さすぎると、今度は排水機能が完全に失われて水たまりができてしまうため、材料ごとに定められた設計基準値内にピタリと収める厳格な温度管理と転圧管理が求められます。
別の呼び方
空隙率試験ポロシティ測定舗装空隙率測定
検査・品質管理の中での位置づけ
空隙率測定は「検査・品質管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは品質管理(4語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は検査・品質管理の基礎、この分類の51語は検査・品質管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
あわせて読みたい用語
※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10