水中養生
すいちゅうようじょう
音声:VOICEVOX:雀松朱司
水中養生とは
現場で採取して型枠から取り外したコンクリートの強度確認用テストピース(供試体)を、ヒーター等で水温が20℃±2℃に厳密に管理された水槽の底に完全に沈め、指定された材齢(一般的に28日間)を迎えるまで保護しながら硬化させる標準的な試験室での養生方法です。コンクリート内部のセメントが化学反応を起こすために不可欠な水分を途切れることなく供給し続け、その配合が持つ本来の強度が100%発揮される理想的な環境を作り出すために行います。主に生コン打設時の品質検査工程から、破壊試験を実施するまでの期間に適用されます。
現場での使われ方・注意点
生コン工場の品質管理担当者や、公的試験機関の試験員がテストピースを保管する際に行います。水槽内の水温が規定の20℃±2℃から少しでも外れるとセメントの反応速度が狂ってしまうため、投げ込みヒーターや循環ポンプの作動状況を毎日点検し、常に一定の温度で水が撹拌されている状態を保つのが絶対の勘所です。間違えやすいのは、現場の気温変化と同じ過酷な条件に晒して実際の躯体強度を推測するための「現場封緘養生」や「現場水中養生」と混同することです。目的が異なるため、これらを同じ水槽に入れてしまうと試験が無効になります。
検査・品質管理の中での位置づけ
水中養生は「検査・品質管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは品質管理(4語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は検査・品質管理の基礎、この分類の51語は検査・品質管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-19