建辞郎建設・土木の用語辞典

ストリッピング

すとりっぴんぐ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

検査・品質管理

ストリッピングとは

ストリッピングは、アスファルト舗装の内部に雨水が浸入し、車両荷重の繰り返しによる水圧で、骨材(石)の表面からアスファルト被膜が剥がれ落ちる現象です。英語の「strip(剥ぎ取る)」に由来します。交通荷重と水分の影響で舗装内部の骨材がバラバラになるため、最終的に路面の陥没やひび割れ、わだち掘れを引き起こします。主に供用開始後の舗装道路において、維持修繕や定期点検の際に発見されます。現象の進行度合いにより、表面的な剥離から深部の破壊まで複数の段階があり、それぞれパッチングや打換えなど異なる補修方法が選択されます。

出典: 舗装施工便覧(日本道路協会)

現場での使われ方・注意点

舗装技術者や発注者の間では「アスファルト剥離(はくり)」とも呼ばれます。施工時は路盤の乾燥状態を保ち、合材の温度低下を防ぎながら素早く転圧を完了させることが勘所です。転圧不足は空隙率の増加を招き、雨水が溜まりやすくなるため、基準密度の管理と初期の排水勾配の確保を徹底します。よく似た現象の「ラベリング」は表面の骨材飛散ですが、ストリッピングは内部からの破壊という違いがあります。よくある失敗は、降雨直後や路面が湿った状態での施工強行で、これが原因で早期に剥離が発生し、全面的な打換えという大規模な手戻りに繋がります。

別の呼び方

剥離はくりstrippingアスファルト剥離

検査・品質管理の中での位置づけ

ストリッピングは「検査・品質管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは品質管理(4語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は検査・品質管理の基礎、この分類の51語は検査・品質管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-09