建辞郎建設・土木の用語辞典

転圧度(圧密度)

てんあつど(あつみつど)

音声:VOICEVOX:雀松朱司

検査・品質管理

転圧度(圧密度)とは

道路の舗装工事において、路面に敷き均された高温のアスファルト合材が、重機によって内部の空隙を押し潰され、どれだけ緻密に締め固められたかを示す品質管理の指標です。室内試験で算出された理論上の最大密度に対して、実際の現場で施工された舗装の密度がどの程度の割合に達しているかを百分率で表します。この締め固めの度合いが一般的な要求基準である98%を下回ってしまうと、舗装内部に隙間が多く残り、車両が通行した際に表面が凹むわだち掘れや、水が浸入してひび割れや剥離を引き起こすなど、道路の寿命を著しく損なう原因となります。

出典: 舗装施工便覧(日本道路協会)

現場での使われ方・注意点

現場の土木監督や舗装工の間では単に転圧度(てんあつど)と呼ばれ、舗装の仕上がりを左右する最も重要な数値として扱われます。現場での段取りとしては、アスファルトの温度が低下して固まる前に、マカダムローラーやタイヤローラーを指定された回数だけ確実に往復させて締め固める作業が不可欠です。転圧不足による手戻りを防ぐため、施工直後に現場から円柱状のコアサンプルを抜き取って密度を計測したり、RI計器を用いてリアルタイムに数値を追跡したりします。地盤の固さを測る締固め度とは対象の材料が異なるため、混同せずに管理表を作成する必要があります。

別の呼び方

圧密度相対密度compaction degree

検査・品質管理の中での位置づけ

転圧度(圧密度)は「検査・品質管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは品質管理(4語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は検査・品質管理の基礎、この分類の51語は検査・品質管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-09