建辞郎建設・土木の用語辞典

生コン塩化物測定

なまこんえんかぶつそくてい

音声:VOICEVOX:雀松朱司

検査・品質管理

生コン塩化物測定とは

日本産業規格(JIS A 5308)に定められた、搬入された生コンクリートに含まれる塩分の量を現場で迅速に測定する品質検査。骨材である海砂などに含まれる塩分が多すぎると、コンクリート内部の鉄筋が急速に錆びて膨張し、コンクリートを内側から破壊する「爆裂現象」を引き起こすため、これを未然に防ぐ目的で行われる。生コン車が現場に到着して荷下ろしをする前に、塩化物イオン濃度が規定の0.30kg/m3以下であることを確認する。主にカンタブと呼ばれる専用の細長い試験紙を採取した生コンの水分に浸し、その変色具合から塩分濃度を読み取る方法がとられる。

現場での使われ方・注意点

生コン車が現場に到着した際、荷下ろしを許可する前の「受入検査」の第一段階として、スランプ試験や空気量測定とセットで行われる。勘所は、カンタブ試験紙を採取したモルタル部分に差し込み、上部の確認帯が完全に変色して反応が終了するまで所定の時間(数分程度)を焦らずに待つこと。反応途中で数値を読み取ると実際より低い値になり、塩分過多の不良生コンをそのまま打設してしまう危険がある。試験紙の目盛りの読み取り結果は黒板に書き、必ず写真に収めて品質管理の証拠として残す。基準値を超えた場合は、そのミキサー車を工場へ持ち帰らせる(返却する)厳しい対応が求められる。

別の呼び方

なまこんえんかぶつそくてい塩分測定カンタブ測定生コン塩化物計測

検査・品質管理の中での位置づけ

生コン塩化物測定は「検査・品質管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは品質管理(4語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は検査・品質管理の基礎、この分類の51語は検査・品質管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23