建辞郎建設・土木の用語辞典

浸透探傷試験PT

しんとうたんしょうしけんぴーてぃー

音声:VOICEVOX:雀松朱司

検査・品質管理

浸透探傷試験PTとは

試験体の表面にある微細なひび割れやピンホールなどの目に見えない欠陥に対し、毛細管現象を利用して赤い浸透液を染み込ませた後、白い現像液を吹き付けて赤い模様として拡大・検出する非破壊検査の手法です。英語のPenetrant Testingの頭文字をとってPTと呼ばれ、JIS Z 2343で詳細が定められています。製品や構造物の破損事故を未然に防ぐ目的で行われ、工場での鉄骨製作工程や現場での配管溶接後に実施されます。浸透時間を5分から20分、現像時間を10分から30分とするなど、周囲の温度や対象物に応じた厳密な時間管理が必要です。

現場での使われ方・注意点

検査員や溶接工の間では「ピーティー」や「カラーチェック」と呼ばれ、機材がコンパクトなため狭い足場の上でも手軽に実施できる検査として重宝されます。段取り上の勘所は検査前の下処理であり、溶接部のスパッタや油汚れをグラインダーや洗浄液で完全に取り除き、欠陥の入り口を綺麗に露出させておくことです。磁石の力を利用する磁粉探傷試験(MT)とは異なり、ステンレスやプラスチックなど磁石につかない素材にも使える利点があります。典型的な失敗は、溶剤で余分な赤い液を拭き取る際に強く擦りすぎて傷の中の液まで掻き出してしまい、本当は欠陥があるのに見落としてしまうことです。

別の呼び方

しんとうたんしょうしけんぴーてぃーPTカラーチェック浸透探傷浸透探傷試験pt

検査・品質管理の中での位置づけ

浸透探傷試験PTは「検査・品質管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは品質管理(4語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は検査・品質管理の基礎、この分類の51語は検査・品質管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-23