耐凍害性
たいとうがいせい
耐凍害性とは
コンクリートや外壁タイル、レンガなどの材料が、内部に浸透した水分の凍結と融解の繰り返しによる組織破壊を起こしにくい耐久性能のことです。特に寒冷地において、冬場の厳しい寒さによる建物の劣化やひび割れ、表面の剥離(ポップアウト)を防ぎ、構造物の寿命を長く保つために強く要求されます。コンクリートの配合を決める設計時や、外装材を選定する段階で考慮され、材料受け入れ時の品質検査項目として厳しく管理されます。コンクリートの場合はAE剤を混和して内部に微細な空気の気泡を意図的に含ませることで膨張圧を逃がし、タイルの場合は水を含みにくい吸水率の低い磁器質の製品を選ぶことでこの性能を高めます。
現場での使われ方・注意点
水分が凍結と融解を繰り返すことでコンクリートやタイルがボロボロに崩れる現象(凍害)への強さの指標です。コンクリート打設時の段取りとして、現場での受入検査でAE剤による微小な空気量が設計通りに適切に確保されているか確認することが欠かせません。この空気の連行が不足していると、逃げ場を失った氷の強力な膨張圧によって、ひと冬越しただけでコンクリート表面がうろこ状に剥がれ落ちる原因になります。寒冷地特有の現象だと思われがちですが、山間部などの冷え込む地域でも同様の注意が必要であり、タイル張りの外壁において吸水率の高い材料を選定してしまうと、数年で表面が割れて大規模な手直しに発展します。
別の呼び方
たいとうがいせい耐凍害性能
検査・品質管理の中での位置づけ
耐凍害性は「検査・品質管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは品質管理(4語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は検査・品質管理の基礎、この分類の51語は検査・品質管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23