排水性舗装工法
はいすいせいほそうこうほう
音声:VOICEVOX:雀松朱司
排水性舗装工法とは
雨天時のスリップ事故防止や水しぶきの抑制、ハイドロプレーニング現象を防ぐため、雨水を舗装内部に速やかに浸透させて側面の排水溝へ逃がす舗装工法です。一般的なアスファルトより隙間が多い「開粒度アスファルト混合物(空隙率約20%)」を表層に用いることで、水が表面に溜まらず内部を通り抜ける仕組みになっています。浸透した水は下層の基層(水を通さない層)の上を滑り、道路の横断勾配に沿って側溝へと排出されます。高速道路や交通量の多い幹線道路を中心に、走行の安全性と視認性を高める目的で広く普及しています。
現場での使われ方・注意点
高速道路や幹線バイパス道路での雨天時の安全性向上対策で行われます。最大の勘所は、表層を敷く前に、下層の基層(非透水性アスファルト)に水が流れるための確実な横断勾配(2%程度)をつけておくことです。ここが平らだと水が抜けません。よくある失敗は、合材の温度管理が甘く、施工中に冷えてしまってローラーで締め固める際に骨材がポロポロと剥がれてしまうことです。空隙が多い分、冬場の凍結に弱く、土砂が詰まると排水機能が低下するため、供用後は高圧洗浄車による定期的な目詰まり解消のメンテナンスが必要になります。
別の呼び方
はいすいせいほそうこうほう排水性舗装高機能舗装排水性舗装工
舗装工事の中での位置づけ
あわせて読みたい用語
※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23