出来形管理図表
できがたかんりずひょう
音声:VOICEVOX:雀松朱司
出来形管理図表とは
完成したコンクリート構造物や道路の各寸法が、設計図に示された数値に対して許容される誤差(規格値)の範囲内に収まって施工されているかを示す測定図、およびヒストグラムなどの管理グラフです。測点ごとの設計寸法に対する施工実測値の差(出来形偏差)を測定して表にまとめ、ばらつきの分布を視覚的にプロットします。公共工事などにおいて、構造物が確かな寸法精度で作られたことを発注者に証明するための最も重要な品質記録のひとつです。長さ、幅、厚さ、高さなどの項目ごとに、基準を満たしているかを客観的な数値データとして残します。
現場での使われ方・注意点
土工事の床付完了時や、コンクリート躯体の型枠解体後など、次の工程に進むと見えなくなってしまう前のタイミングで寸法を検測し、作成します。段取りとしては、測量機器を正確に据え付け、写真用黒板に実測値を書き込みながら全測点を漏れなく記録していくことが求められます。よくある失敗は、出来形が規格値を外れてしまった際に、図表の数値を鉛筆舐めでごまかしてしまい、後の立会検査で実際の寸法と合わずに虚偽報告として大問題になることです。許容差を超えた場合は素直に報告し、是正の指示を仰ぐのが現場の鉄則です。
別の呼び方
できかたかんりずひょう出来形管理図出来形実績表出来形マネジメント図表
検査・品質管理の中での位置づけ
出来形管理図表は「検査・品質管理」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのは品質管理(4語の説明に登場)です。工程や用語同士の関係は検査・品質管理の基礎、この分類の51語は検査・品質管理の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-23