建辞郎建設・土木の用語辞典

沓

くつ

音声:VOICEVOX:雀松朱司

橋梁工事

沓とは

橋梁の構造において、車が走る上部の橋桁と、それを支える下部の橋脚の間に挟み込むように設置される重要な装置で、正式な名称である支承(ししょう)のこと。英語のshoeをそのまま日本語に訳したことに由来する。橋桁全体の巨大な重さをしっかりと下の柱に伝えるとともに、夏の暑さや冬の寒さによる鋼鉄の伸び縮み、あるいは大型トラックが通過した際のたわみや地震の強烈な揺れなど、橋桁の様々な動きを前後左右にスライドしたり回転したりして吸収し、橋脚に無理な力がかかって壊れるのを防ぐクッションのような役割を果たす。

現場での使われ方・注意点

現場の橋梁工や監督の間では、支承よりも「沓(くつ)」と呼ぶのが一般的。「沓座(くつざ)」と呼ばれるコンクリートの台座に設置するが、少しでも傾いていると巨大な橋桁の動きが引っかかって機能しないため、薄い鉄板を何枚も挟み込んでミリ単位で水平を出すのが最も神経を使う勘所。位置が決まったら、隙間に縮まない特殊なモルタルを流し込んで完全に固定する。設置後は橋桁が乗るまで砂やゴミが可動部に入らないようシートで厳重に覆い、完成後もスムーズに動くように定期的にグリスを塗り直すメンテナンスが欠かせない。

別の呼び方

支承シュー免震支承ゴム支承

この工種の歩掛

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橋梁工事の中での位置づけ

沓は「橋梁工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはプレストレス(3語の説明に登場)です。この分類の24語は橋梁工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。

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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。

この項目の最終更新: 2026-06-10