桁架設
けたかせつ
音声:VOICEVOX:雀松朱司
桁架設とは
橋梁の建設において、工場や地上のヤードであらかじめ製作された橋桁を、大型クレーンや専用の架設機などの重機械を用いて橋脚や橋台の上部まで吊り上げ、所定の位置へ正確に据え付ける極めて難度の高い工程。河川や道路、鉄道などをまたいで新たな道をつなぐために行われる。周囲の交通を遮断する夜間の通行規制など、時間が限られた厳しい制約下で実施されることが多い。使用する機材の違いによって、地上から直接吊り上げるクレーン架設や、橋脚上を移動しながら桁を押し出す送出し架設など、現場の地形や条件に合わせた様々な架設工法が選択される。
出典: 道路橋示方書・同解説(日本道路協会)
現場での使われ方・注意点
鳶工や監督からは「桁架設」や「桁吊り(けたづり)」と呼ばれる。数トンから数百トンに及ぶ巨大な重量物を高所へ吊り上げるため、玉掛けワイヤーの点検や合図者との連携が命綱となる。据え付け時にはミリ単位の精度が要求されるため、測量班と無線で細かくやり取りしながら慎重に位置を微調整するのが勘所。間違いやすいのは、強風時の作業判断を誤ることである。風速10m/s以上の作業中止基準を厳守し、突風による桁の揺れやクレーンの転倒を防ぐ。吊り荷の旋回・移動範囲の下は完全な立入禁止区域とし、監視員を配置して第三者や他職種の作業員を絶対に近づけない。
別の呼び方
桁搬入桁据付Girder Erection橋桁架設桁吊り主桁架設
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橋梁工事の中での位置づけ
桁架設は「橋梁工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはプレストレス(3語の説明に登場)です。この分類の24語は橋梁工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-06-10