落橋防止装置取付工
らっきょうぼうしそうちとりつけこう
落橋防止装置取付工とは
大規模な地震発生時に想定外の強大な水平力が作用した結果として、橋桁が橋台や橋脚の支承部から完全に逸脱し、下へ落下するという最悪の事態を防ぐためのフェイルセーフ装置を取り付ける作業です。交通ネットワークの寸断や第三者への甚大な被害を回避するために施工されます。新設橋梁の架設後の工程だけでなく、既存橋梁の耐震補強工事においても頻繁に行われます。構造方式には種類があり、上部工と下部工、あるいは桁同士を強靭なPCケーブルでつなぐ「ケーブル式」や、H鋼などの部材で物理的に移動を制限する「鋼製ブラケット式」などが現場の状況に応じて採用されます。
現場での使われ方・注意点
現場監督や職人の間では「落防(らくぼう)の設置」と呼ばれます。段取りの勘所は、特に既存橋梁への後施工の場合、橋桁内部の鉄筋やPC鋼線を切断しないよう、事前に電磁波レーダやX線探査で内部を慎重に調査してからアンカー用の削孔位置を決定することです。新設時と異なり、高所かつ桁下の狭隘な空間でのコア抜きや重量物の取り付けとなるため、特殊な吊り足場の計画が不可欠です。典型的な失敗は、事前の鉄筋探査が不十分なままコア抜きを行い、橋の主鉄筋を切断してしまい、橋梁自体の耐力を低下させるという取り返しのつかない事態を招くことです。
別の呼び方
落防取付落橋防止工
この工種の歩掛
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橋梁工事の中での位置づけ
落橋防止装置取付工は「橋梁工事」の用語です。同じ分類で、ほかの語の説明に最も多く出てくるのはプレストレス(3語の説明に登場)です。この分類の24語は橋梁工事の用語一覧、ほかの分類は建設用語一覧から読めます。
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※ 実際の施工では、設計図書・仕様書・現場の指示を優先してください。誤りはお問い合わせへ。
この項目の最終更新: 2026-08-01